2018/10/29 よその夏とバオバブ
たぶん夏の夜。ついさっきまで夕方だったようなまだ新しいつめたい暗闇の中。Kに手を引かれて田んぼの水に足を浸しながら田んぼのきわを歩いた。Kは楽しそう。(Kの実家の辺りなのだろう。)
田舎の夏祭り。体操服の海老色のジャージを着た女の子たちの1人が飴を投げてよこした。Kに名前を呼ばれて振り返った時にそれが飛んできて、反射神経の悪い私はそれを取れなかった。笑った。
屋台の並びを2人でどんどん進む。生きた小魚を売る店があって、Kは小魚に小魚を食べさせて私に見せた。嫌だとか残酷だとかは思わなくて、私は笑ってみせた。
川沿いに着いたと思う。よく見る街路樹くらいの高さのバオバブみたいな木がいくつか並んで生えていた。熱帯にあるような見た目。穴がいくつか開いていて、根が地上に出ているタイプの。Kはこの辺にしか生えない木だとか言った。開いている穴を通して願いがとか神さまがとか土着信仰について軽く教えてくれた。
少し歩くとその木はデコレーションされていることに気付く。雪の結晶のモチーフが木の上の方にシャンデリアのように飾られていた。ピンクのネオンを使った何かも見た気がする。安っぽいと思った。冬が近いと思った。
ビルのすぐ横、地面から水が垂直に出る広場(夏休みに子供が水浴びするような)。そこで誰かと話した気がする。
全体を通してずっと空気は夏のじめっとしたそれだったと思う。
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Kの部屋で昼寝した時に見た夢。Kとは同い年の男性です。13:00〜15:00だったと思う。他にももう一つ別の夢を見たと思うんだけど、思い出せない。
目が覚めた後、思い返すようにKに話し始めたら止まらなくなるほど長くて細かな夢でした。