2019/02/02 黒い黴と洋書
私はHとコンビニの駐車場にいる。Hも私も高校の制服を着ている。学ランとセーラー。自転車のそばに立って話をしている。2人とも煙草を吸っている。誰かが近寄る気配がして、Hは自分と私にそっと毛布をかけて隠す。背中を合わせて横たわっている私は、背中越しにHの焦りと諦めを感じながら「口から煙草を離して」と3回呟く。
コンビニの駐車場から2人で横たわっているところの繋ぎが唐突であることから分かるように、見たそれは私の夢だった。私はカビだらけの風呂場にいて湯船に浸かりながらHに電話をかける。「だから今日は自転車に乗ってはいけないし、煙草もだめよ」と言うと「え?(笑)」と言ってHは笑ってよこす。
図書館にいる。外国の大学図書館。並んでいる本がどれも洋書のペーパーバックだった。私は自分の目が輝くのを感じながら、棚という棚を巡る。その大学にはN先生が授業をお持ちのようで、Nの箇所に著作のコーナーができていた。それならEの場所に江國香織さんの本がきっとある!と思い、Eを辿るが見つからない。ロシア語やスロバキア語のBasicやら、The Pie of Lifeとかいう百科事典みたいな料理本がある棚をぐるぐる回って、目当ての本を探す。
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夢の中で夢を見る仕様だった。メタフィクション(笑)