My dream journal

①睡眠中に、あたかも現実の経験であるかのように感じる一連の観念や心像。視覚像として現れることが多いが、聴覚・味覚・触覚・運動感覚を伴うこともある。②将来実現させたいと思っている事柄。③現実からはなれた空想や楽しい考え。④心の迷い。⑤はかないこと。たよりにならないこと。(デジタル大辞泉)

2018/12/19 "あなたを探してる隠した瞳の奥で"

 MVが始まった。NEWSの増田貴久が海上の岩の上に仰向けになって歌っている。画面の左下に「海街diary-z」と表示が出て、絶望的にダサいネーミングセンスだな…と思った。歌詞の内容は恋人を亡くして虚無や寄る辺なさの中にいる物語だった。歌う増田貴久の幼く整った顔がどんどん満ちて波が高くなる海水に浸かっていく。

 私は1人、アジアのどこかの交差点にいる。歩道に立っている時もあれば、運転している時もある。めまぐるしく変わる国や場所の全てが見慣れぬ場所で、私は半分パニックになって笑いながらしゃくりあげて泣いている。誰かを探している。いないと分かりながら。異国の人々の群れに流されて揉まれて視界がおぼつかない。

 私が悲痛な思いで探すその人をKも探しているのだった。Kが中学生の時、その彼は「隕石が学校に落ちたあの日もあいつは人に馴染んでなかった」という。「俺があいつに親愛を教えに行くんだ」とKはどこか分からぬ狭い部屋のほの暗いベージュのカーテンの前に座って笑う。

 

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 昨日寝る前に観た「中学聖日記」の影響が確実に見える。特にアジア、タイ。先月に旅行で訪れたこともあって空気感を身体が覚えている。また、Uruのプロローグの歌詞、特に「あなたを探してる」のところばかり頭に残っててそれに引っ張られている。

 終始しめった空気の中だった。