My dream journal

①睡眠中に、あたかも現実の経験であるかのように感じる一連の観念や心像。視覚像として現れることが多いが、聴覚・味覚・触覚・運動感覚を伴うこともある。②将来実現させたいと思っている事柄。③現実からはなれた空想や楽しい考え。④心の迷い。⑤はかないこと。たよりにならないこと。(デジタル大辞泉)

2018/11/20 耳の骨

 小さい料理屋さんのようなところで、一人で赤いギンガムチェックのクロスのかかった席にいる。厨房の入り口の目の前。私はほろ酔い。

 暖かい柔らかい木の味がする赤ワインを自分で注いで飲んでいる。何か軽いチキンや魚をつまみながら。

 厨房の方で「これはバイトの子にあげる」「わーい」など仲よさそうに話す声が聞こえて、良い店だと私は思っている。斜め左に見える大きな窓から空の色を確認して、まだ帰りそびれる時間ではないと安心するのを何度か繰り返す。

 場面は変わって、感覚だけを感じた。Kの耳を噛む感じ。歯にさわる柔らかい骨の感じ。Kが困って笑うと私の骨にもその波が伝わる感じ。何かを噛みながら笑う時の口の心地よい隙間の感じ。

 

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起きて、ごはんを食べて、つめたい空気の部屋の布団にまたもぐって眠って見た夢。幸福感があって終始なにかあたかかったり柔らかかったりするイメージがあった。

 身体がまだきちんとKの柔らかさやにおいを記憶していると思った。それが良いか悪いかは答えがでない。

2018/11/16 拒絶

 Nとカフェかどこかで向かい合って和やかに話した。

 私はMの父親がオーナーの飲食店で働いていた。店を見にきた彼に私は挨拶しに行った。「君はなかなか賢くてうちの息子とも仲良くしてくれているようだね」のように、言葉に嫌味が染み込んでずっと薄ら笑いの人だった。私は初めからずっと諦めた感情を抱いて話していた。彼は私の才気や知性を褒めてくれてもお前の本質や出自を思い出せばそんなものはすべて無に帰すのだと、決してその核心を口に出すことなく伝えてきた。

 私は暗に息子から離れろと伝えられているのに、むしろ彼のような人間に褒められたことを嬉しくさえ思いつつ、悲しく寂しく途方にくれる気持ちになったところで目が覚めた。

 

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 現実に限りなく近いリアルな夢だった。Mといると気持ちが華やぐことやそれとは反対に窒息しそうになるようなことや、そういうことの全部の理由がわかった気がして、目覚めた時 妙に納得した気持ちだった。

 布団から抜けないまま書いた携帯のメモは解読不能で、特にNの部分は記憶からこぼれ落ちてしまった。彼女は元気にしているのかな。

2018/11/14 古いアパート

 傘が擬人化された子(白木の枠組み)とおにぎりマン。おにぎりマンはベアベアーズのパンダの話し方をしてた。「グリズはー?」みたいな甘えた話し方。アンパンマンのチーズもいた。二足歩行だけど。

 私たちは古いアパートに暮らしてて、下駄箱にコーヒーみたいな水滴が落ちてた。キッチンの横がすぐ玄関みたいな狭い安いアパート。私ともうひとり人間の女の子がいて、「コーヒーこぼした?」と聞きながらたたきに近づくと「待ちな○○」と言われた。その途端に急に男が入ってきて、私は怖くて怯えた声を出しながら目をつぶってしゃがみこんだ。襲われる、傷つけられる!と思って身が縮まる思いでいたのに、その男はすぐにトイレに入っていった。

 女の子と2人で恐る恐る外に出て211に電話をかけた。そこで二手に分かれて、私はチーズと傘とおにぎりマンと合流した。アパートの扉たちの前の廊下で。

 誰かの誕生日祝いでしたというオチ。

 

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 オチが全然オチじゃない。酔って寝て起きたにしてはよく覚えていた。白木の枠組みみたいな傘がボロボロ崩れて屋根から落ちるシーンもあった。

 古いアパートが妙にリアルに出てきたのは、角田光代さんの地上八階の海を読んだからだと思う。

2018/11/11 蝶々

 自分の部屋の天井から蝶々がたくさん落ちてきて、ベットにいる私は避けようと顔を背けたり手で顔を覆ったりしている。

 

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 くたくたに疲れて眠り余韻を残したまま起きてばかりいる毎日です。メモに「Hと一緒にいて、楽しそうな私、暗い駐車場」とありましたが、思い出せません。

2018/11/05 舌打ち

 窓から見える隣人のおじいさんに煽られて、苦手であるはずの車を運転しようと外に飛び出る。おじいさんに砂糖のスティックを一本もらった。

 家の前の狭い駐車場で小回りしようとする。運転が苦手なため、ぶつかったり擦ったりしそうになる。それに私は焦ってイライラする。

 そのことを祖母に「危ないから」とか「○○ちゃん!!!!!」などと玄関から構われてさらに醜くイラつき、感情を露わにしてみせた。

 

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くたくたに疲れて溶けるように眠った翌朝の夢。普段イライラしていることを怒りとして表に出すのは美しくないと思っていて、自分のその振る舞いに棘がありすぎて衝撃的だった。自分の舌打ちで起きました。

2018/11/04 オレンジ色の傷

 Kの角膜が傷ついていて、壁に立つKのオレンジ色の傷をすこし下から見上げた。

 

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 昨晩ワインをたくさん飲んで愉快な気持ちで眠りました。お酒を飲むと朝起きるのがいつにも増して難儀になるためなのか、この部分しか覚えていません。

2018/11/03 スーパーの立体駐車場と風車

 自宅の一階で同い年くらいの女の子とカーテンの影に隠れる。知らない男の人が押し入り強盗か何かをしているらしい。近づいてきてここはもう安全ではないと判断した女の子に「出るよ!」と言われてそのまま庭へのガラス窓の戸を開けて飛び出し、道路に出る腰くらいの高さの扉を慌てて飛び越えた。

 「二手に分かれよう!」と私は女の子に声をかけて、左に曲がってその坂を登った。走りながら交番を探していた。あったはずの並びに交番が見当たらない。その場にいる人に「交番ってありませんか」と聞くと「んーないよ」と答えが返ってきて私は残念だと思う。(緊迫した状況のわりにライトな絶望感)

 スーパーマーケットのようなところで、私は焦って誰かに早く話しかけようとしている。ピンクのぶどうを今まさに棚に並べようとしているお姉さんに「あの、お願いがあって、通報をしてほしいんです。」と言った。すこし怪訝そうな顔で「どういうことをですか?」と聞かれ、「母が家で撃たれたんです」というようなことを言った。

 スーパーマーケットの立体駐車場につながる通路に、私・S(私の母のいとこ)・T(その夫)・D(その息子)がいる。買い物帰りだろうか。リラックスした雰囲気で。Tがカートを押しながら皆でゆっくりと話しながら駐車場に歩いている。 私の携帯電話に家から電話がかかってくる。父の友達(Tのようなフランクな雰囲気)が「今日、晩ご飯、外になったわ。S(実際の地名)のさら?っていう店に来て!」とへらへらしながら話してよこす。私はイラついて耳の横を掻く素振りをする。後ろにいる3人がそれを見てくれることを何となく期待して。「それで、皆元気なのね…」と力無い声で私が言っても、へらへらしたその男とそこにいるであろう父が笑いながら話す声だけが返ってきた。放置された気分になり、憤慨しながら黙って電話を切る。

 後ろにいたSが追いついてきて「どうした」など言いながら慰めてくれた。

 3人と話しながら私はメルセデス・ベンツのエンブレムを見つめている。映像は大きなエンブレムだけになる。3人の要素は声しか聞こえない。頭がエンブレムでいっぱいなのかな。でもメルセデス・ベンツの三方向に伸びるあのマークではなくて、風車が丸の中にあしらわれている。その図形の規則性を目で辿っている。

 声だけのDが「でもあいつ今はaimerの○○らしいよ」とDの妹のLINEミュージックについて何か言っている。失恋系の題名だったと思うけど、思い出せない。

 

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 昨日は遅くまでレポートを書いていて、11:00近くまで寝ていました。Kからの電話で突然に目が覚めました。

 母が撃たれたなどが出てきましたが、映像には出てきていません。きっと今日の4:00に寝言でうなされている母の声だけを聞いたからだと思います。

 Tや私がゆるっとしたフード付きのグレーのスウェットを着ていた気がします。また私にとってスーパーの立体駐車場は年末年始に家族で行く場所です。この夢も終始 冬らしい冷たい空気でした。