My dream journal

①睡眠中に、あたかも現実の経験であるかのように感じる一連の観念や心像。視覚像として現れることが多いが、聴覚・味覚・触覚・運動感覚を伴うこともある。②将来実現させたいと思っている事柄。③現実からはなれた空想や楽しい考え。④心の迷い。⑤はかないこと。たよりにならないこと。(デジタル大辞泉)

2019/03/29 ショッピングモールの真ん中の

 父と弟がキッチンで袋麺を作っている。私も「プルタックポックンミョン貰ったの。辛いんだよ!食べたことある?」と同じく作り始める。父がお湯をよいタイミングで沸かしてくれたり場所をあけてくれたりしながら作る。ダンボールの中に麺と赤いソースを入れてかき混ぜた。なかなか混ざらず何度も力を込めて混ぜた。

 三角の一角を持ってびよんと伸ばしたような餅状になり、箸の先に刺した。見ると一辺に黒いつぶつぶが並んで付いている。蟻だった。見るたびに数を増し、最後には箸をつたって手にまで蟻が溢れた。私は困るとまず笑ってしまう。笑いながら叫びながら、手に持ったそれを投げ捨てた。

 父と弟との3人で広いショッピングモールのレストランにいる。私は食後に席を立った。外に出てエスカレーターを上っていると同級生が5人いた。まず近い3人(YNとINだけ覚えてる)が私に気付いてくれて目線を送られ、私は距離をつめた。その奥にいる2人(うち一人W)は何か楽しそうに話していて目は合わないが、親しい仲なので私はそれを気にしない。

 徐々に皆とバイバイしていく。まず3人がどこかのフロアでエスカレーターを降りた。2人と私1人になった時、突然に赤いスパンコールの服を着た若い女性2人組がエスカレーターを駆け下りてきて、その列に一人でいた私は「きゃっ」と大きな声を出して避け、「本気でびっくりしちゃった…」と笑う。

 その頃になって、父と弟をレストランに待たせていることが気になり、スマホを見る。「おい、お手洗いで何の仕事しとるんや(笑)」と父か弟のどちらかからLINEが来ていた。残りの2人ともどこかのフロアでまたねと手を振って、レストランのあるフロアについた。

 

 

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最近は夢を見ても覚えてないか、書き留めておく価値のないものやちりぢりに細切れなものが多くてこのブログは捗らない。眠るのは捗るけど。

エスカレーターが上昇して、中学の頃の同級生とさよならするなどしているので、よい夢であることは分かるし、卒業と就職が反映されてる。

2019/03/15 明るいベッドルームと暗いバスルーム

 Mさんは客室乗務員。会社が定めたいいホテルの一室の朝。それ自体が光っているような真っ白なベッドのシーツを見ながら、私は身支度に焦っている。なかなか外に出られる見た目に完成できない。それに比べてMさんは小綺麗な装いで余裕そうだ。「先に行ってるね」と涼やかな声で言いおいてMさんは部屋を出て行った。

 私は「間に合わせなくちゃ」と慌てて洗面室に這った。星か花かの形に切りだされた鏡が顔を映す。濃い紫の壁にくすんだ青緑のカーテンがかかった美しい洗面室だった。

 

 

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ここまでしか覚えていない。夢で見たホテルはモダンで美しかった。このごろ夢を覚えていないことが増えた。

2019/02/16 金色と緑色

 A駅からの最終のバスを逃した。最近のタクシーらしくワゴンタイプのそのバスは天井が高くて箱型。S先生(高校の時の英語教師、小さくてメガネかけたマモーみたい。)が運転していて知り合いが皆乗ってる。

 バスの出発あと1分というところで私はターミナルに着いた。地面にビタンと薄い靴底の音を立てて。バスに乗せてほしくて立ちはだかったりするのに二度も私を巻いてわざと乗せてくれなかった。マモーがニタニタした顔でこちらに目もくれずターミナルを出て行った。

 私は終バスを逃すと叱られることやどうやって最速で家に辿り付こうかと、あらゆる不安にかられ普段ないほどはっきりとストレスを感じる。A駅の構内に戻る。電車の本数はもう残りわずからしいが、人はまだたくさんいる。そのことに少し安心する。切符の券売機から小銭が、特に10円玉が手にいっぱい出てきて困ってしまった。財布が膨らむのが嫌でその辺にあった募金箱にそのままザラザラと入れた。隣の券売機のN女子高校生も困っていた。

 ホームはそこそこ人がいてどうも皆学生のようだ。

 電車の中、外国人女性の先生が人を挟んで私の左に立っている。私との間にいるマスクの女の子に「あなたは化学アレルギー?」、「くしゃみが」などと在日英語教師特有の間の抜けた明るさで話しかけている。私の左前方の席には外国人男性の先生が座っていて、「○○○(私の名前)は立ちはだかったくせに、バスが止まったらすんってしたんだ面白かったよ!」とさも可笑しそうに話題をふってきた。私が視線だけ動かし"Was it like that? I don’t think so."と小さな声で刺すように返すと彼は閉口した。

 

 小さい虹のアイコンを集めるアプリをしている。🌈と☁️を合わせたような小指の爪大のアイコンが画面にいくつかある。手描きのイラスト基調で画面が可愛らしい。

 何か言葉や文章を呟くと蜂の巣の色をした葉っぱ一枚になる。画面に収まる大きさの葉の中に文が反映される。

 頭が一個の蜂、二個の蜂、三個の蜂とグレードがあって、呟くと一個の蜂がどんどん増えて徐々に二個の蜂、三個の蜂へとグレードが上がる仕組み。

 頭が二個の蜂が説明しだしたのは、「新しい世界で生き残っていくのは大変!だから、近くに植物を植えてその力を借りよう!」という遊び方。蜂にも植物にもキャラクターらしい可愛い顔がある。

 植物を植えると蜂がパワーがアップして、植物にパイナップルのような実が生えたり金色の蕾ができたりする。(※ここで蜂と植物の役割がすり替わってしまっている。)

 実際に植物を植えてみると、それにパイナップルみたいな実がにょきにょきと頭に4つほど生えた。侵略してきた強そうな蜂も「あんな立派な実を付けられるんだから」と尊敬して侵略をやめてくれる。

 アプリ自体の違う遊びの面では、長老みたいな言葉を話す観葉植物がいて私の部屋の外に立っている。部屋に入ろうとしたら、さっき植えた頭が2つの蜂さんの植物がドアに満ちるように生えていて、私は長老のいるドアに遠回りする。「こんにちは。お水欲しい?」と聞くと「いいや、大丈夫だよ。」と優しいおじさんみたいなゆったりとして厚みのある柔らかな声で言われた。私は部屋に軽やかに入ってから「でもたぶんお水いるよなあ」と思う。全部が綺麗な緑色で、幹に緑の顔、枝は万歳している両手の長老は電池がなくなったら喋れなくなるんだろうかと、電池式なのに水分量と連動してないのかと、電池式だから水やったらだめなのか?と色々と考える。緑の植物がもくもくと生えている居心地のいい部屋で。

 KYとは昨夜にそのアプリでメッセージのやりとりをした。ローレン・サイちゃんの動画を上げて「まじかわいい」と呟いていた。Mさんはローラが蓮の花の上で寝転ぶ動画を上げていて「ゴージャスって下品やない?」とKYがMさんにメッセージしたというのが私にお知らせされた。

 私には「○○○たん、聞いて。どうして私は卑猥なんだと思う?」という内容を含む長い文が送られてきていた。例の金色の葉っぱの画面の中にKYが挿入したコメントを打ち込む欄があり、そこに私は「KYを卑猥だと思ったことはないよ。ローレン・サイみたいにセクシーでかわいいと思ったことはあるけど。」みたいなことを書いて送信した。お世辞だと思われないといいな、どうしたら嘘でないと伝わるのかなと、言葉を難しく思った。

 そのメッセージを送ったことで小さい虹が集まった。🌈☁️

私は植物のおかげで光が緑に透けるお部屋で折り紙をしていて、本に挟む金魚を作っている。尾ひれってどこ切るんだったかしら。

 

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 途中 改行を入れたところでうっすら夢が分断されている気がする。厳密に言うと続けて2つの夢を見た。

 アプリの設定が謎に作り込まれているけど、今までのゲームやアニメやアプリの記憶の集合体なのかな?これと似たアプリを持っていた記憶は無い。

 最後の方で自分の部屋が植物で緑まみれになっていてものすごく居心地が良かった。葉に透ける光と涼しさと薄ら水っぽい感じが部屋に満ちていた。

2019/02/09 白いナメクジとお手紙

 私はKSと話をしている。そのうちKSと共に銀の板と床のわずかな隙間を何枚も何枚も這いつくばってくぐった。その床に垂直にある銀の板には白くて見るからにぬめぬめしたナメクジがまばらにたくさん付いている。

 どこか一軒家の中らしい部屋に着いた。KSは私に「卒業したら会えないねごめんね」というような話をしている。私は「会えるよ?」と必死に説得をしている。Aが来て絆創膏の包装に書いた手紙と指輪をくれた。Mさんもあのいつも照れている表情で手紙をくれた。

 私はさっき買ったばかりの便箋に手紙を書こうと祖母の部屋に入った。すると後から覗いてきた祖母に「そんな、手紙なんて書いたって、冷蔵庫に貼られるんだから」と嘲られ、私は激怒した。「今書いて、今読んでもらうことに意味があるんでしょう?その後のことは本人の好きにしたらいいわ。一体どうしてそんなひどいことが言えるの?」と大きな声で反論すると、祖母は狼狽え「でも本当のことだから、そうだから、そんな風に怒らなくたって…」と去っていった。

 Kが緑のストールをして皆のいる居間に入ってきた。ストールを外しながら私を一度見て、SやKYと話しながらまたもう一度私の方を見た。

 居間には皆の好きな種類のお酒が揃っている。ワイン、梅酒、ジン、ウイスキーシャンパン。でもごはんが何も揃っていなくて、仕方ないねと皆でお酒を飲み始める。

 

 

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 白いナメクジはお鍋に残ったお餅のかけらみたいに見えた。緑のストールは私が紫のを持ってるあれ。紫のストールはクローゼットの奥底にいるけど、緑の方はどこにあるのかな。

 AとMさんだけ脈略のない人選。Aは中学校の同級生。Mさんはアルバイトの新しい人。

2019/02/14 ベンガルとライオン

 成人式みたいな卒業式みたいな大きなセレモニーに参加している。屋外の会場で、芝生の上にパイプ椅子が並べてある。

 私は3人組お笑い芸人で隣に座るメンバーの太った女の子に寄りかかって居眠りしている。嫌がられるので通路の方に傾いたりしながら。太った子がしびれを切らしたか、いたずら心かで、私の湿気った靴下を脱がして嗅がし私を不機嫌にする。

 back numberの瞬きがポプテピピックの着ぐるみや生のブラスバンドで演奏されていて、私はKが意味を察してくれるようににLINEのひとことを「瞬き」に設定した。

 ミスコンが始まった。「髪が赤く透ける毛の可愛い子なら誰でもいい!」とチャラそうな奴が席に探しに来て、目が合ったけど向こうに座ってる子が「私じゃん!」と言って着いていった。

 Mちゃんがステージに立ってる。私はMちゃんが一番かわいいなと思うのに、周りから「んーあれは負けるだろ」などとこそこそ言う声が聞こえて不快に思う。巻き髪の派手な子や印象のほぼない子など10人くらい並んで立っている。「皆さんご存知AKBのメンバーです!」と真ん中に走ってきて自己紹介した女の子は顔を縦に潰したのか?という造形で「アイドルってなんなんだ」と思った。

 私はまた居眠りしてる。通路を挟んで隣に座っていた知らない男はタイヤの大きな黒い車を合図なしにバックさせて帰っていった。気付くとセレモニーは人がだんだんいなくなっている。

 袴着ている女の子が多い。私は着ていなくて悲しい。

 ミスコンの女の子たちと写真を撮りはじめる時間になった。ステージではない所で。小学校や中学校の顔見知り同士が晴れ着やスーツで写真を撮っている。私は悲しくなって「帰る」と一緒の列にいた太った女の子に告げて、H駅までの田んぼばかりの田舎道を泣いて歩く。

 途中Sがいて合流した。あまり仲良くないNちゃんがいてH駅はあっちだと教えてくれた。道が暗く、晩ごはんの匂いがする。Sと2人で田んぼ横のぬかるんだ道を歩く。私が「Kちゃんと写真撮ってない」というとSは「え、お嬢様的な格好じゃん(撮ればよかったのに)」とか言って慰めてくれる。

 H駅が思っていたよりも遠い。途中、子牛が道路の分離帯の柵を越えて私たちのすれすれを走っていった。しばらく上り坂を行くとライオンのメスが反対車線を走って下っていった。

 私たち2人は一輪車を並んで走らせている。「ベンガルみたいに見えてやばいと思う」と私が言う。その途端メスライオンにぶつかったが、Sの一輪車はそれを跳ね返した。

 やっと駅らしきところに着いた。タイのスワンナプーム空港と似た現代的な建物。

 

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昼間に見た夢。私一輪車乗れないです。

 

2019/02/02 黒い黴と洋書

 私はHとコンビニの駐車場にいる。Hも私も高校の制服を着ている。学ランとセーラー。自転車のそばに立って話をしている。2人とも煙草を吸っている。誰かが近寄る気配がして、Hは自分と私にそっと毛布をかけて隠す。背中を合わせて横たわっている私は、背中越しにHの焦りと諦めを感じながら「口から煙草を離して」と3回呟く。

 コンビニの駐車場から2人で横たわっているところの繋ぎが唐突であることから分かるように、見たそれは私の夢だった。私はカビだらけの風呂場にいて湯船に浸かりながらHに電話をかける。「だから今日は自転車に乗ってはいけないし、煙草もだめよ」と言うと「え?(笑)」と言ってHは笑ってよこす。

 図書館にいる。外国の大学図書館。並んでいる本がどれも洋書のペーパーバックだった。私は自分の目が輝くのを感じながら、棚という棚を巡る。その大学にはN先生が授業をお持ちのようで、Nの箇所に著作のコーナーができていた。それならEの場所に江國香織さんの本がきっとある!と思い、Eを辿るが見つからない。ロシア語やスロバキア語のBasicやら、The Pie of Lifeとかいう百科事典みたいな料理本がある棚をぐるぐる回って、目当ての本を探す。

 

 

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夢の中で夢を見る仕様だった。メタフィクション(笑)

2019/01/26 どんぐりの味

 私はKちゃんの家の玄関にいる。彼女に「遊びに来たのだ」と紹介されて、車に乗ったままのお父さんにご挨拶する。お父さんはパソコンや書類が幾重にも重なった蛍光灯の書斎を持っている。

 まだ明るい朝でKちゃんはドレッサーで支度している。私はというとベッドで眠っている。まぶたにカーテンから差す朝の光がすけて眠りが浅い。ベッドの横をまっすぐのところにある扉あたりのところで「あんな風になってるのをどうして起こすなんてできるの。寝かせてあげなきゃ。」と気遣ってくれる声が聞こえる。言葉を聞いて「私そんなに具合が悪いのか。Kちゃんは優しいな。」などと考える。

 しかしこのまま寝ていては心配をかけ続けると思い、うつ伏せの体を引き上げてみる。なるほど身体がだるくてもう一度そのまま腕を胸に敷いて潰れた。その途端に誰かに肩を持たれた。筋肉質な腕は私をあっさり布団から引き剥がす。Kちゃんではないと、腕を感じた時に確信して怯えた。若い男だった。「やっと見つけた、これで…!」と興奮している。そしてその「これ」はどうも私のようだ。幼児がミニカーを床になすりつけるようにして私はうつ伏せのまま引きずられる。そのせいで息も荒く狂気の中嬉々として話す男の顔がずっと見えない。

 寝室のウォークインクローゼットの前で止められ、床に強い力で抑えられた。肺が潰れて息が苦しい。引きずられる途中でどんぐりを見た。若い男は手近にあるそれらを拾って、私の胸の下、ひしゃげて組まれ血の止まりそうな腕をほどきもせず、手に一つずつ握らせる。手のひらをぎゅっと握って開かないよう抵抗したが、引きずってここまで私を持って来られる男にそれは無意味もいいところだった。口に無理やりどんぐりをねじ込まれる。前歯にひとつずつ無理やり入れられた。嫌がって噛み砕くとそれをきっかけにすごい音がして、クローゼットを塞いでいたがらくたのバリケードが崩れていく。薄くてもろいベニヤの箱や、古くて欠けた椅子が音を立てて雪崩を起こした。

 若い男は私になど構いもせず、勢い勇んでがらくたの残骸を登り、クローゼットに入っていった。地べたにうつ伏せになった私の顔に巻き上がった砂埃がかかった。

 

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 久々に書き留めるほどの長さと意味がある夢を見た。ウォークインクローゼットは両親の寝室の奥にあり、そのドア横には屋根裏収納ができる高さ30cmほどの引き戸がある。その小さくて暗い穴のイメージが、バリケードのイメージになっていると思われる。バリケードは映画レミゼラブルでしかろくに見たことはない。

 どんぐりを食べたことはないです。